eスポーツって認知されましたか?

eスポーツって、いつから認知されるようになったのでしょうか。
今年開催される茨城県国体の文化行事で、eスポーツが開催されます。また、県対抗別eスポーツ選手権大会なども開かれるようで、数千万円の予算を計上している自治体もあるようです。県や国がするわけですから、スポーツとして認められたのでしょうが、どのような組織で、どのように議論されてきたのでしょうか。 
 一年前から茨城県国体eスポーツ事務局に問い合わせています。事務局は、「年齢、性別、障害の有無にかかわらず皆が楽しめる」という特性を持つeスポーツに着眼してたとメールが来ました。 そこで問題にしたのは、負の効果はないのかということです。ですが、担当の人は、全く考えていません。 出場するためには、練習をします。これをきっかけに始めるというよりは、既に日常的にしている人がほとんどかとは推測されますが、いずれにしろ、日常的に数時間練習を積むことになります。国体に出場するという大義名分を与えられて。 いま、オンラインゲーム依存によって昼夜が逆転に、ゲーム以外に目的を持てなくなり、学校へ行けなかったり、引きこもってしまったり、中には自殺を考える若者がいるという事実をどのように考えるのか、大きな問題があるはずです。 そうした大きな問題を棚上げにして、いくら経済効果があっても、一企業が開催するのであればまだしも、県や国の立場で「老若男女が気軽に参加できるイベントとして開催する」というのは、あまりに軽率な判断ではないか。 
 私は、茨城国体事務局にそうした事実を周知し、問題に対してきちんと取り組むようにお願いをしました。 それに対しては、「ゲーム依存症が話題になっていることは私どもも認識いたしておりますので、引き続き国の対応方向など情報収集をしながら県としての対応を検討して参ります」との返事です。 その後、その検討結果を確認しようと連絡を取るのですが、いくら電話やメールをしても、連絡はとれません。「出張なのでかけ直させる、今席を外している」という、対応です。今年、2月にBSNHKでゲーム依存の特集がありました。その中で、死を考えたゲーム障害の16歳の少年が県に相談に行くと、「子どものことです、そのうち飽きてしなくなりますよ」と返されたそうです。